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2013年 05月 12日
一枚の写真
学生時代から写真が趣味で、これまで沢山の写真を撮って来ましたが、自分は記念写真だけ ま、あまり撮りたくはないけど・・・

最近、自分の写真を探す必要があって、ずっと昔の写真まで検索(デジタル化済み)していたら、父が撮った生後2ヶ月目の写真が出て来ました(当時は日付の写しこみなどという洒落た機能がなかったので、カレンダーの前で撮ったのだと思います)  小父さんに似て? 写真を撮るのが好きな人だったので、子供の頃の写真は人一倍ありますが、そうした写真を見ていると、父がレンズを通して自分をどう見ていたのかということが良く分ります 平凡でただただお人好しの父でしたが、一人っ子の自分をそれこそ目に入れても痛くないほど可愛がってくれました 自分が写っている写真なのに、レンズの向こう側の父を強く感じるのは不思議な感覚です この写真を撮った時の、カメラを構える父の姿をぼんやりと思い浮かべることがありますが、生後2ヶ月の記憶などある筈も無く、頭が勝手にdéjà-vuを構成しているだけなのでしょう そんな父が亡くなってから30年近くになりますが、その笑顔が脳裏から消えることはありません

d0085413_022626.jpg



PS:この写真を撮ったカメラは、1948年に発売されたKonica I 50mm F3.5、あるいはその後継で1950年に発売されたKonica I 50mm F2.8ではなかったかと思います 父はそのカメラをとても大切にしていました(F3.5は当時の価格で19,700円、F2.8は25,300円でしたが、'48~'50年当時の国家公務員や銀行員の大卒初任給が3,000円ですから、少なく見積もっても半年分の給与額、今なら120~150万円に相当します ライカM9SUMMILUX-M 24 mm f/1.4 ASPHを付けたものを新品で買う感じかな) その大切なカメラを中学2年の京都・奈良への修学旅行のとき、借りて行ったのですが、流石に草臥れていたらしく、数枚撮っただけで巻き上げが出来なくなりました それで、この時の記念写真が無いのを今でも残念に思い、カメラだけは沢山持たなきゃ! と、思ったのかもしれません (だからと言って173台も持つ必要はないんですけどね)  037.gif それにしても、こんな高価なものを買うことを、よく母が許可したものだと思います 可愛い息子を撮るためだとか何とか、小父さんを引き合いに出したのはほぼ間違いのないところでしょう 037.gif

by Nonbiriojisan | 2013-05-12 07:00 | Miscellaneous